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39-1024.jpg
















いよいよ桃太郎一行は鬼が島へやってきました。

ついに世紀の戦いが始まろうとしています。

しかし、桃太郎はふと犬を見て言いました。

「・・待て、犬。おまえ、そのチャラい格好で戦う気か。」

「・・・・・・あのな。悪りぃけど、この中で俺が一番まともな格好してると思うんだけど?」

「あ?」

そう言われて、桃太郎は視線を雉に移しました。

「・・・・・・なるほど。アレは・・・・ひどいな。」

「つか、さるもおめえも、大概ヤベえぞ?」

「あ?」

「まあ・・・・なんつってもアレが一番ひでえけど・・・・・」

「え?アレってドレですか?」

おまえだよ!・・・というツッコミは犬も桃太郎も心の中だけでしておきましたが

確かに言われてみれば、チャラい犬よりも着ても脱いでもアブナイ雉の方が問題です。

「だが、俺とサルは問題ねえだろう。」

「・・・・・・そのさるに問題が見えねえの?!おまえ、どっかおかしくね?!」

「あァ?!俺のどこがおかしい?!喧嘩売ってんのか、コラ?」

桃太郎と犬があわや大喧嘩?!───というところで、おさるが桃太郎の袖をひっぱりました。

「やめなよ、桃太郎!だったら、コスチューム揃えればいいじゃん!」

おさるは桃太郎に喧嘩なんかして欲しくない、という一心でしたが、

それを聞いた雉が、きらりと牛乳瓶眼鏡を光らせたので、思わずぎくり、と身をすくめました。

「コスチュームですか?わかりました、僕に任せて下さい♪」

よりにもよっておまえか~~~~っ!!と桃太郎と犬は再び心の中で絶叫します。

雉と出会ったときに感じた桃太郎の厭な予感は物凄くビンゴ!だったようです。

「さあ、ではみなさん、着替えて闘いに臨みましょう!」

ああ、一行は一体どんなコスチュームで戦うことになるのでしょうか・・・。



つづく


***


さて、銀は今日も張り切ってお仕事に臨みたいと思います♪

拍手、コメ、ありがとうございましたw

ブログへのコメはこの下にお返事畳みます☆

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「あなた!ナニやってるんですか!今日はすきやきにするから早く帰ってと言ったでしょう!」

えええっ?!と思わず桃太郎とおさるはひっしと抱き合いました。

一体何劇場が始まったのでしょう。

「は・・・・はっか・・・・????」

突然叱られた河童も呆然としています。

河童にくっついていた女の人たちは、きゃー、と悲鳴をあげて逃げて行きました。

「ちょっと目を離すとすぐこれなんですからね、あなたは!さあ行きますよ!」

「え・・何・・・どこへ・・・?」

「どこって、この桃太郎さんと一緒に鬼退治に行くんです。」

「なんで俺が?!」

「僕が留守にしたらあなたやりたい放題でしょう?つべこべ言わずにいらっしゃい。」

雉はそう言って河童の首根っこをつかみ、有無を言わさず引っ張ってきました。

「あ・・あの・・・キジ?ともだちじゃないって・・・言ってたよな・・・?」

おさるは桃太郎にしっかりしがみつきながら恐る恐る訊ねました。

「ともだち、じゃありませんよ。僕ら夫婦なんです。」

「ええ?!」

「このヒト元はこれでも王子様で、以前僕がドラゴンだった頃なりゆきで戦ったことから・・・」

「馴れ初めなんぞ訊いてねえ・・・!」

桃太郎はおさるをがっしりと抱きしめながらも、やや腰が引け気味です。

「とりあえず、これで“犬”も揃ったことですし。さ、行きましょう♪」

「・・・・だから、犬じゃなくて河童・・・・・」

しかし、雉は河童・・・・犬を連れてどんどん歩き出します。

桃太郎とおさるは彼らの後ろ姿を呆然と眺めました。

「・・・桃太郎・・・キジってホントはナニ者・・・・?」

「つか・・・・裸エプロンて・・・・・・・・・・・・・」

ふたりは行く末がとっても心配になりましたが、ともかくこうしていよいよ犬も加わって

鬼退治に向かうことになったのです。



つづく


***


雉、羽根がなくなってる・・・・羽根も怖くて隠れたのではないかと・・・・



今日はこれからお仕事ですが、近場なのでゆっくりめ♪

昨夜遅くまで仕事したから少しだけ仮眠とって行こうかな、と思ったけど

貧乏性なのか、二度寝というのができなくなりました(苦笑)


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39-1021.jpg

















雉の案内でやってきたのは、おとぎ話にはとっても不似合いな繁華街でした。

桃太郎やおさるが見たこともない派手な人たちがたくさんいましたが

なかでも極めつけに派手でチャラい長身の青年を見つけると雉は彼を指さしました。

「ほら、アレです。どうですか、頑丈そうでしょう?」

「・・・犬じゃなくて河童じゃねえか・・・・」

「犬も河童もそう変わらないでしょう?」

いや、全然別物だ、・・・と桃太郎は思いましたが、ソレを言ったら

すでにおさるも雉も相当微妙なので黙っておきました。

しかし、おさるは

「ええ~・・・でも、ナンかすごいガラ悪そうだよ・・?」

と、心配そうです。

「ああ、アレは見た目だけです。大丈夫、アレで結構使えますよ♪」

「まあ・・この際、なんでもいい。アレ、捕獲できンのか。」

「はい、任せてください。」

そう言うと、雉はお気に入りの牛乳瓶眼鏡をはずし、黒いマントを取り去りました。

「わあっ?!」

「お・・・おまえっ?!」



つづく



***


おおっ雉が正体を現した!!驚愕の、雉の真実とは?!

・・・・・それより、桃太郎とおさるが急接近してます♪


昨日は会議行って、面倒な書類作って、また外回りに出て・・・・

ってしてたんですが、その間ずっと三空ラブソングが頭から離れず

隙間時間を使ってはせこせこお絵描きしたりしてましたwww

これはぜひとも完成させたいんですが・・・・

うまいこと書類が出来上がったら・・・・(ああ・・・恐怖のデスクワーク・・・・)


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39-1020.jpg

















「うわあ、桃太郎、ありがとうございます♪視界すっきり、晴れやかです♪」

雉は桃太郎が買ってくれた眼鏡に大喜びです。

「・・・・それはよかったな・・・・」

「しかも好きなデザインを選ばせてくれるなんて、あなたは親切な方ですね♪」

「・・・・よく似合ってるぞ・・・・・」

「でしょう?僕、あなたの為に命を賭けて働きますね!」

「・・・・まあ、頑張れ・・・・・」

そんな桃太郎と雉を見て、おさるは心中穏やかではありませんでしたが

それでも、雉のつきぬけた感じにはちょっと頼もしさを感じるのでした。

「さあ、では犬を探しに参りましょうか。僕、ちょっと心当たりがあるんです。」

「え?犬のともだちとかいんの?」

「いいえ、ともだちではありませんが・・」

「じゃ、何?」

「言ってみれば、忠実なる下僕、とでも言いましょうか・・・・・ふふ。」

・・・・・・・・・・・・・・おさるは思わず桃太郎にしがみつきました。



つづく



***


主役、雉・・・・・・・?


ゆうべはとっても素敵な妄想しながら寝たはずなのに、なぜか

天敵オヤジ(リア)が鍋を被って踊ってる、というシュールな夢を見てしまい、

これからまた会議だというのに物凄くテンション下がってる銀です・・・・・

でも、頂いた拍手・コメントを励みに上げていきますよ♪♪

ありがとうございました~

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39-1019.jpg更新情報:

10/19
主サイト Novels Wing1
「君に恋ひにてし(6)」Upしました。
完結です♪

激甘注意報ww










桃太郎とおさるはそれからしばらくふたりきりで犬と雉を探しながら旅を続けましたが

ある時、通りかかった道の端に、ひとりの青年が座っているのに出会いました。

不思議なことに彼の背中には羽根が生えているのです。

「なあ、桃太郎。あれ、キジじゃね?」

「・・・・・じゃねえだろう。」

「だって、羽根生えてるよ?もういいじゃん、キジなんて全然いないんだもん。」

「どうせガチの雉なんか連れてっても何の役にも立たねえしアレでもいいんだが・・」

桃太郎が二の足を踏むのは、どうも厭な予感がしてしょうがないからです。

しかし、その時、

「・・・ひょっとして、あなた、桃太郎さんですか?」

青年の方が声をかけてきました。

「すみません、眼鏡を落としてしまいまして難儀しているんです。

 もし、ちょっと助けて頂けたら、お礼に最強の刺客としてあなたのお手伝いをいたします。」

((・・・・最強の刺客・・・・?!))

桃太郎とおさるはちょっと、ぞっとしました。

しかし賢い桃太郎は、ここでこの青年を敵に回すより、身内に引き込んだ方が何かと有利、

と考え、彼に手を貸すことにしました。

「よし。助けてやる。その代わり、厭な仕事はおまえがやれよ。」

「はい、そんなのは朝飯前ですから♪ありがとうございます。」

何だか厭な予感は倍増しましたが、こうして桃太郎とおさるに雉が加わって

一行は更に旅を続けることになりました。



つづく


(注) 一部、前のシリーズとかぶってる感がありますが、気のせいです




***



仕事でヤな事が立て続けにありまして、HP回復の為になんかスゴイ勢いで

お話書きまくってますwww

「君恋」が完結したので、次は「もしも。」の続きのヤツと、新しいヤツ・・・って思ってますw

ブログ、サイト、ともに拍手たくさんありがとうございます~~

と~っても励まされております♪♪♪

 
 
 

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