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「あなた!ナニやってるんですか!今日はすきやきにするから早く帰ってと言ったでしょう!」
えええっ?!と思わず桃太郎とおさるはひっしと抱き合いました。
一体何劇場が始まったのでしょう。
「は・・・・はっか・・・・????」
突然叱られた河童も呆然としています。
河童にくっついていた女の人たちは、きゃー、と悲鳴をあげて逃げて行きました。
「ちょっと目を離すとすぐこれなんですからね、あなたは!さあ行きますよ!」
「え・・何・・・どこへ・・・?」
「どこって、この桃太郎さんと一緒に鬼退治に行くんです。」
「なんで俺が?!」
「僕が留守にしたらあなたやりたい放題でしょう?つべこべ言わずにいらっしゃい。」
雉はそう言って河童の首根っこをつかみ、有無を言わさず引っ張ってきました。
「あ・・あの・・・キジ?ともだちじゃないって・・・言ってたよな・・・?」
おさるは桃太郎にしっかりしがみつきながら恐る恐る訊ねました。
「ともだち、じゃありませんよ。僕ら夫婦なんです。」
「ええ?!」
「このヒト元はこれでも王子様で、以前僕がドラゴンだった頃なりゆきで戦ったことから・・・」
「馴れ初めなんぞ訊いてねえ・・・!」
桃太郎はおさるをがっしりと抱きしめながらも、やや腰が引け気味です。
「とりあえず、これで“犬”も揃ったことですし。さ、行きましょう♪」
「・・・・だから、犬じゃなくて河童・・・・・」
しかし、雉は河童・・・・犬を連れてどんどん歩き出します。
桃太郎とおさるは彼らの後ろ姿を呆然と眺めました。
「・・・桃太郎・・・キジってホントはナニ者・・・・?」
「つか・・・・裸エプロンて・・・・・・・・・・・・・」
ふたりは行く末がとっても心配になりましたが、ともかくこうしていよいよ犬も加わって
鬼退治に向かうことになったのです。
つづく
***
雉、羽根がなくなってる・・・・羽根も怖くて隠れたのではないかと・・・・
今日はこれからお仕事ですが、近場なのでゆっくりめ♪
昨夜遅くまで仕事したから少しだけ仮眠とって行こうかな、と思ったけど
貧乏性なのか、二度寝というのができなくなりました(苦笑)
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