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賢いお姫様はいよいよ非常に高度な策略を用いることにしました。
お姫様は大臣を呼んで、こう言いました。
「ねえ、あなた、死んでくれません?」
大臣は真っ青になりました。ですがお姫様はにっこり笑って続けました。
「あ、失礼。死んだふりでいいんですよ。立派なお葬式を一件、あげたいだけですから。」
そしてお姫様は、伏し目がちにぽおっと頬を染め、もじもじとし始めました。
「実は、この国一番の高僧に恋をしてしまったのです。ひと目、間近にお会いするだけでいいのです。
でも、何しろ位の高い方ですから、大臣クラスの葬儀でもないと出てきて下さらないのです…」
ほう、と溜息をつくお姫様の姿に家臣一同はすっかり同情してしまいました。
こうして翌日、大臣が急死した、葬儀を執り行って欲しい、という連絡を受けたアラジンは
しぶしぶお城へ出向きました。
ええ、そうです。
勿論、これはお姫様の仕組んだ高度な策略なのです。
滅多に真面目な読経姿など見せないアラジンの貴重なシーンに誰もが目を奪われている隙に
お姫様は華麗で大胆不敵で素晴らしい作戦を実行しました。
アラジンの宮殿に忍び込み、抜き足さし足で例のランプをガメるという、実に分かりやすい作戦です。
こうして魔法のランプはついにお姫様の手中へとおちてしまいました。
── to be continued
***
今回敵がすごすぎてかなり本格的にサスペンスな展開になってきました(はあ?!)
毎日のぞいて下さってるという皆様、ありがとうございますw
コメへの返事は下に♪
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いつまで待っても刺客が帰ってこないのでお姫様は再び今度はこっそりとアラジンの宮殿へ
忍んでいきました。
すると刺客は憐れな姿で犬小屋に繋がれているではありませんか。
お姫様は刺客を罵倒し(このシーンは下に畳んであります)、もうこんな奴は頼りにならないと
ご自分でアラジンの様子を窺う事にしました。立派なstーkーです。
しかし、そこでお姫様はとんでもないものを見てしまったのです。
物陰から密かに観察しているお姫様の前で、アラジンはランプを取り出し、そっと撫でました。
その手つきのイヤラシ…優しいこと。ナニをしているのだ、と見ている間に、ランプから
「あっ」
と短い声が聞こえ、もくもくと煙が立ち上るとそれがあの夜見た男の子の姿に変わったのです。
(な、なんですか、アレは!ちょ、え、そんなことしちゃうんですか?!うわ…♪)
お姫様が思いっきりstーkングしているとも知らず、アラジンとランプの精は仲良くしています。
しかし、お姫様が驚いたのはそんなことではなく、ランプの精が何やらうっかり出してしまう
金銀財宝の宝の山のほうでした。
(なるほど…。あの男の財力の源はアレだったんですね。)
そうと知ったら、もはやアラジンには興味ありません。
お姫様のターゲットはランプの方へとシフトしました。
── to be continued
***
お姫様……(汗)
お姫様の麗しき女王様なお姿は下に畳んであります。色々勇気のある方はどうぞ♪
昨夜、一時的に主サイトにフィッシングサイト警告が出てました…(滝汗)
銀さん、そんな悪いヤツじゃないです、ホントです、変態だけど悪くはないです、信じてください!←
anex
Novelsに
「Tea for two 時には優しい冬の一日」
Upしました。
商店街パラレル58&39です。
作戦に失敗したお姫様は次に刺客を送りこむことにしました。
催眠術を使ってアラジンを洗脳する作戦です。
「待たせたな!玄奘三蔵!さあ、俺の目をみるがいい!!」
催眠術師は派手に登場しましたがアラジンの反応は物凄く薄いものでした。
「おい、こっちを見ろと言ってるんだ、玄奘三蔵!!」
「……」
「そうか、見ない気か!ならば言い聞かせの術を使ってやる!おまえはお姫様と結婚したくなる、
おまえはお姫様と結婚したくなる、おまえはお姫様と結婚したくなる、おまえはお姫…」
「やかましいっ!!」
アラジンは懐から例の指輪を取り出して床に思い切り叩きつけました。
「痛てえっ!!!てめ、どーしてそーゆー呼び出し方しやがンだ、コラ!!」
現れた指輪の精はいきりたちましたが、哀しいかな、彼の立場は『下僕』です。
「ごちゃごちゃ言ってねえで、あの一人芝居野郎を何とかしろ。」
「はあ?待て、おまえ、こーゆー仕事にはランプ使わねえの??」
「当たり前だ。てめえを使ってやるだけで有り難く思え。」
指輪の精は何とか反論したかったのですが、残念なことに彼の立場は『下僕』なのです。
「鎖でつないで犬小屋にでも放りこんでおけ。」
「へえ~~い、ご主人さま~~~」
催眠術師に八つ当たりするしかない指輪の精は、あっという間に催眠術師を捕まえて
アラジンの言う通り、鎖でつないでしまいました。
お城ではお姫様が催眠術師の報告を今か今かと待っています。
あのお姫様が、待って、いるのです………催眠術師にフラグがたちました。
── to be continued
***
久々にanexを更新しました♪ごじょ誕以来ですww←
主サイト
Novels Wing6およびProjectに
「強い男は朝を制す」
~もしも三蔵が熱血夏男だったら~
をUpしました。
お姫様はある日、アラジンの宮殿へたったひとりやってきました。
お姫様は大変賢いひとでしたので、いくつか策略をめぐらせておいでです。
アラジンもさすがに相手がお姫様ではいきなり追い返すわけにもゆかず酒宴を催しました。
ところがお姫様はいくらお酒を飲んでもぴくりともせず、
代わりにアラジンの方が酔いつぶれてさっさと眠ってしまったのです。
(では作戦を始めましょうか。)
お姫様は夜中になるとアラジンの寝室に忍び込みました。
既成事実をでっちあげ、アラジンを追い落とす、その名も「あなたの子よ!責任とって!」作戦です。
ああ、なんと恐ろしい作戦でしょう。
しかし、お姫様はアラジンの寝室に入るなり、絶句して立ちすくみました。
アラジンは腕の中にかわいらしい少年を抱いて眠っているではありませんか。
「ガチほm!?」
お姫様は思わず叫びました。
「あァ?ウルせえな…誰がガチほmだ、こら。これはただのランプじゃねえか。」
「はい?!どうみても人間のかわいい男の子ですけどっ?!」
「てめえ、どこに目ぇつけてやがる。ランプだろうが。」
アラジンは寝起きが悪いので気付いていませんでした。
確かにアラジンが眠る時、枕元にあったのはあの魔法のランプでした。が、酔っ払ったアラジンは
いつの間にかそれをたぐりよせ、抱きしめて眠っていたのです。
そしてついうっかりランプを擦ってしまったためにランプは精霊の姿に変わってしまっていたのでした。
ランプがあれば撫でたくなるのは人間の哀しいサガです。
お姫様の恐ろしい作戦その1は残念ながら失敗に終わりました。
── to be continued
***
つか、お姫様、その作戦はもともと人類の鉄則を無視した物凄い無理が……
ところで、主サイトへ拍手などなどありがとうございました♪コメのお返事はのちほどResへ☆
で、anexをあまりにも放置しすぎなのでお話を書いておりまして、そろそろ仕上がるかな~~
ってところで停滞してます…。でも、今日は仕事が軽いのでなんとか仕上げたいと…げほ、ごほ。
アラジンとすっかり仲良しになったランプの精は、気がつけばうっかり色々出してしまっていました。
いえ、誤解しないでください。財宝とか、宮殿とか、たくさんの召使とか、そういうものです。
そのおかげでアラジンは一夜にして国一番の大金持ちになっていたのです。
ところで、この国にはとても美しいお姫様がおりました。
お姫様はたおやかで麗しくてそしてお優しくて、求婚者が後を絶ちませんでしたが
なぜかどこへもお嫁に行かず、独身を貫きとおしていました。
(将来余計な苦労はしたくありませんからね。お嫁にゆくなら確実な財力を持ってるひとでないと。)
たおやかで麗しくそしてお優しいお姫様ですが腹の中は結構真っ黒でした。
そんなお姫様は、ある日国で一番の財力を誇る男が現れたと聞いてこっそり偵察にでかけました。
なるほど、噂にたがわず容姿端麗なその男は尽きることのない財力を持っているようです。
町の人々の話では、見た目はイイが中身はヒドイ男だということですが、
(その点、僕も決して負けないつもりですから♪)
と、お姫様は気にしません。
こうしてお姫様の策略が始まりました。
── to be continued
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今回は本気の強敵です。…お姫様が強敵でいいのか…???
サイト放置気味な感じですが、間もなくお話をUp予定です!
例によってヒドイお話ですけども……(汗