忍者ブログ
with Ag
[756]  [755]  [754]  [753]  [752]  [751]  [750]  [749]  [748]  [747]  [746
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

39-1125.jpg
















浦島太郎を見つけたのは優しそうな紳士でした。

紳士は倒れている浦島太郎に近づくと、慈愛のまなざしで見つめ、それからそっと顔を近づけました。

近くで様子を見守っていた人魚は、どきっとして思わず波間から体を乗り出しました。

まさか、禁断の光三?!えっ、絶対あり得ないと思われていた恐怖の三受けっ?!

「・・・っ?!」

しかし、その時、浦島太郎ははっと目を覚ましたのです。

「な・・・っ・・何やってんだ、アンタ?!」

「おや、勝手に気がついちゃったんですか。人工呼吸してあげようと思ったんですが。」

「人工呼吸の手順と違うだろうが!アンタ、救急法知ってんのか!!」

「救急法は知りませんが、溺れたあなたを助けるのは私の使命なんですよ。」

優しげな紳士はそう言って笑うと、浦島太郎に手を貸して起きあがらせました。

「というわけで、私と一緒においでなさい。」

「はあ?」

「いや、だから。あなたが溺れる → 私が助ける → あなたを連れ帰る → 私の跡を継ぐ、
 

 これ、デフォルトなんですよ。」

「・・・大丈夫か、アンタ・・・つか、そもそもアンタ誰だ?」

「実は私はこの国の王様なんですよ。したがってあなたは今日から王子様です。あ、そうそう

 名前も考えなければいけませんねえ。」

「俺なら浦島太・・・・・・・」

「海から流れてきたので、江流という名前にしましょう♪」

「海なのになんで川っぽくなってんだ?!」

物凄く納得いかない浦島太郎───いえ、今日から江流王子──は色々抵抗しましたが

助けてもらったという思いがあるからでしょう、結局王様に引きずられて行ってしまいました。

「・・・本当は、助けたの、オレなのに・・・・」

人魚は去ってゆく王子様の後ろ姿を見つめながら、悲しみの涙にくれるのでした。


── to be continued


***


とことん、本物のお姫様は登場しません☆ ←・・・。

サイト更新が本気で滞っています・・・申し訳ありません・・・でも、多分もうすぐ復活できると・・

・・・・・・思うよ・・・・(ぼそっ・・・・・)

コメントありがとうございました♪お返事は下へ・・・♪


11/23  10:15  Mさま

いつもありがとうございます♪
う~ん・・・やっぱり人魚の方がかえってえr・・・・実は描いてみてそんな気もしたんです・・・←
自然に突入できましたかね、新章www
海は繋がってますからwww←
現在、ひいひい言いながら色々やり散らかしてるので中々まともなお話が作れずにいますが
また構ってやってくださいませ。

拍手[2回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者ブログ [PR]