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39-0117.jpg
















家に帰ったアラジンは早速ランプの精を呼び出して話を聞きました。

指輪の精も、ランプの精も、持ち主を「ご主人様」と呼び、その願いを何でも叶えるのだと言います。

「なるほど。あのおっさんの手に渡っていたら大変なことになっていたな。」

「それで、えっと、ご主人様?最初の言いつけは何ですか?」

「こっちへ来い。」

ランプの精は、随分小さな願い事だなあ、と思いながらもアラジンの傍に近寄りました。

するとアラジンはいきなりランプの精をすっぽりと抱きしめてしまいました。

「あの…ご主人様?命令がちょっと変なんじゃ…?オレ、財宝でも宮殿でも出せるんだけど…」

「あァ?ンなもの俺はいらないが、おまえが出したきゃ出せ。」

「え…あっ…!ちが…」

「何が違う。」

「精霊の正しい使い方が…あんっ」

「正しい使い方?」

「えっとえっと、あの…まず精霊の呼び出し方は…」

「指輪はどっかブン殴って、ランプは擦るんだろう?」

「あっ…ご、ご主人様ぁ~っ!!」

アラジンは何かを激しく間違ったまま、ランプの精と親しくなることに成功したようです。


── to be continued


***


…あぶねえな、コレ…(汗)

キャスティングにミスがあったのかな??

いや、そんなことはないと…思う…!←

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指輪の精をどやしつけて無事、外に出たアラジンは穴の奥深くから持ち帰ったランプを

しげしげと眺めました。

「汚ねえランプだな。」

感想はそれだけです。

でもこれはお父さんが探していた大切な宝物なので、とりあえずキレイにしてみるか、と

布でランプをこすってみました。

すると、何と言うことでしょう。ランプの中から先程の指輪のようにもくもくと煙がたちのぼり、

その中からまたもや精霊が現れたのです。

「わっわっわっっ!!待って待って!!まだ着替え中!!」

しかも今度の精霊は指輪の精とちがって思いっきりアラジンのタイプ…いえ、かわいらs…

要するに悟空型でした。

「なんで悠長に着替えなんかしてんだ?!」

ツンデレなアラジンは他にどう言えばいいかわからなかったので、まずは普通のツッコミをします。

「だ、だ、だって…運命の人に出会うシチュだって聞いたから…!」

ランプの精は真っ赤になってそう言うと、じっとアラジンを見つめました。

大きな瞳はまるで琥珀のようで、それが恥ずかしそうに潤んでいるものですからたまりません。

「とにかく一回引っ込んで着替えが済んでから出てこい!!」

アラジンはツンデレMAXで怒鳴りましたが、内心はお父さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

さっさとランプを懐にしまうと家に向かって歩き始めました。


── to be continued


***


コメントへのお返事遅くなってすみませんvv

下へ畳みますね!

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e2cdc585.jpg
















深い穴の中にひとり取り残されたアラジンは苛立ちに紛れて手近にあった岩を殴りつけました。

おっさんから渡された指輪がメリケンサックのように岩を打ち砕き、小さな火花が飛び散ります。

するとその時。

「痛てえっ!!」

と、なぜか指輪から声がして、むくむくと煙が立ち上り、その中からひとりの男が現れたのです。

「…誰だ、貴様。」

「俺は指輪の精だ!つか、岩に打ちつけるってどーよ?!」

「煩せえ。知らなかったんだから仕方ねえだろうが。知ってたらもっと思いっきりやってやる。」

「鬼畜か、てめえ!!」

「だったら何だ。用があるなら早く言え。こんな狭苦しいところにデカイ野郎が出てきたら邪魔だ。」

ぎろり、と睨まれて指輪の精は唖然としました。

長い事、指輪の精をやっていますがこんな傍若無人な俺様野郎は初めてです。

「…すっげえ不本意なんだけどよ…俺はその指輪の持ち主の願いを叶える精霊だ。」

「あァ?“願いを叶える”だ?“命令をきく”の間違いじゃねえのか。」

(うっわあああああ!!ヤだ、コイツ!!)

指輪の精はオノレの宿命を激しく呪いました。

「てめえっ!俺は万能の精霊だ!ちったぁありがたがれよ、このクソ坊主!」

「だったらごちゃごちゃ言わずにとっととここから出せ、ゴキブリの精!」

(ああああっ!こんなンでも叶えてやらなきゃならねえの、俺?!俺の立場、極限にヒドイだろ?!)


── to be continued


***


寒いですね…。

冬だからね…。

夏の暑い盛りに、「毛布とかカイロとか信じらんねえ、ナニそれ、ナニに使うもの?!」とか言って

ごめんなさい…。

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アラジンを連れて森の深くへやってきたおっさんは、深い竪穴の前へ来るとアラジンに言いました。

「この穴の奥に、宝物が隠されてるんだってさ。はい、行っといで。」

「解せねえな。てめえもその宝物を狙ってるんじゃねえのか。どうして俺に取りに行かせる?」

「それがさ、ヘンな魔法がかかっててボクには入れないんだよね。」

そしておっさんは懐から古い指輪を取り出してアラジンに渡しました。

「ヘンな魔法は他にもあるらしいけどね、この指輪してれば大丈夫だって言ってたよ?」

「誰が。」

「君のお父さん。うふふ。そしてボクの…」

「言うな。厭な予感しかしねえ。」

アラジンはおっさんからその指輪をひったくってさっさと穴の中へ飛びおりました。

確かに穴の中はとても不思議な空間で、まあ、あれやこれや、ありました。(←)

そしてその一番奥にいかにも怪しいランプがひとつ置いてあり、「コレ」と書いてあったので

アラジンはそれを手にとって元来た道を引き返しました。

「さっすが江流ちゃん、もう見つけたんだwね、ちょっと見せて?」

「その手には乗らねえよ。どけ、オラ。」

元々アラジンは他人など、特にこのおっさんなど信用していません。見せろ、ウルせえ、の押し問答です。

やがておっさんは頑固なアラジンに業を煮やし、ふっと不敵な笑みを浮かべると

「じゃあ、一生その穴の中でおねんねしてるんだね!」

と、不思議な呪文を唱えて穴の入口を消してしまいました。

「チッ!あのクソ親爺っ!」

暗闇の中に取り残されたアラジンは一体どうなってしまうのでしょうか。


── to be continued


***


なんだ、なんだ??絵が真面目チックじゃん??

大丈夫、なんたって銀さんです。このままのわけはありません。←

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むかし、ある国にアラジンという若者が住んでおりました。

アラジンはお父さんを亡くし、その跡を継いでお坊さんになりましたが、面倒くさがり屋で乱暴者で

ついでに物凄く俺様だったのでまわりの人たちは困っていました。

ある日、そんなアラジンのもとにひとりの男がやってきました。

「ボクは君のお父さんと仲良しだったんだよ。おじさまって呼んでくれていいよん?」

大変、ヘンなおじさんです。

「消えろ、おっさん。」

「つれないねエ~。折角、お父さんの残した宝物の在処を教えてあげようと思ったのにぃ。」

その言葉にアラジンはふっと振り返りました。

お父さんはとても大切な宝物を失くしてしまい、アラジンはそれをずっと探していたのです。

「信用ならねえな。」

「ええ~。君のお父さんとはもっのすっご~~~く、仲良しだったのにぃ?」

「…どーゆー意味だ。」

「ふふん♪」

全く信用できませんが、アラジンは宝物を探しあぐねてもうかなりキレていましたので

もしこのおっさんが嘘をついて騙しているなら、そのときはぶっ殺しちまえ、と腹を括りました。

アラジンはとっても物騒な青年です。

「仕方ねえな。案内させてやる。」

「うっわあ、ものすごい高い目線w」

こうしてアラジンとおっさんはお互い腹に一物抱えながら宝物の在処までゆくことになりました。


── to be continued


***

今回はきっかけを頂きましてww

で、改めて原典を読んでみたら、舞台は中国からアフリカへ飛ぶとか、アラジン人格ひでえ、とか

なんかもう、子供の頃の印象とか、ディ〇ニーのヤツとかと全然違ってツッコミ処満載ww

しかし確かにすげえ話だわ~~と感動するやら笑うやら←

というわけで、コレでしばらくやらかしてみますw

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