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「おまえが好きなら構わんが、ほmらの趣味は、こういう感じだぞ?」
陰陽師はそう言うと懐から頑丈そうな鎖を取り出して、かぐや姫に見せました。
「え…鎖…って…」
「き、貴様っ!!いつの間に俺の秘密の鎖をっ!!」
焔が慌てるのを横目に、陰陽師は更に続けます。
「あいつはお気に入りの美少年を見つけるとしつこくすとーきんぐした挙句、自分の所に連れ込んで
この鎖で縛りあげては、“望みは何でも叶えてやる”とか何とか甘い言葉で誘惑するのが趣味だ。」
「ええええっ?!変態じゃんっ!!」
「そう、まさしく変態、最強凶悪なほm神だ!」
「勝手なことをほざくなぁっ!!曲解だ!!歪曲だ!!誇大表現だ!!」
「黙れ。変態、ほm、すとーk-、誘拐犯、ドSに見せかけたドM!」
「き…き…きさま…!自分がむっつりスケベでツンデレの鬼畜ドSなショタなのを棚に上げて何を!」
「ナンだと?てめえなんざ、いかにもな野郎どもまで常に侍らせてガチほmじゃねえか!」
「はあ?!おまえはどうなんだ?!おまえなんか三人も色男ばっかり集めてンだろうが!」
「あァ?色男だぁ?なんだ、てめえは河童や腹黒大魔王も守備範囲なのか?ガチだな!」
ふたりのやり取りは次第に白熱してゆきます。
しかしかぐや姫はその間に立って、ドン引きでした。
(…もっとカッコイイ闘いになるかと思って期待したら…悪口合戦じゃん…小学生かっての…)
かぐや姫は、はあ、と深く溜息をつきました。
── つづく
***
ほmらファンの皆様、ごめんなさいvv
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しかし、その時です。
一次選考を顔で勝ち抜いた公達の列を掻き分けて、ひとりの男が乱入してきました。
「貴様。ちゃんと最後尾に並べ!」
「うるせえ。俺は見合いに来たわけじゃねえよ。てめえを倒しに来たんだ。」
「一次選考を通過できなかったのか?ふん、残念なヤツだ…」
焔は鼻で笑いましたが、かぐや姫は思わず目を見開いて呼吸を止めました。
そこにいたのは純白の装束に金色の髪がまばゆいばかりに映える、絶世の美男だったのです。
面食いのかぐや姫にとってはど真ん中のどストレートのがっつりストライクです。
(え?!なのに、オレに逢いに来たんじゃなくて、ほmらに逢いに来たってこと?!ほm?!)
かぐや姫は愕然として知り合いらしいふたりを交互に見比べ、焔の袖をひっぱりました。
「なあなあ、ほmら。この人と知り合い?」
「“む”を言えない理由でもあるのか?!ああ、確かにコイツのことは知ってる。」
「紹介してよ~!」
「・・・・・・至上最悪の俺様暴力生臭陰陽師の玄奘三蔵だ。」
「陰陽師?!え?!今度は何を目指してんの、この話?!」
「ふん。そんなモン、書いてるヤツだってわかっちゃいねえよ。」
陰陽師は仏頂面でそう言うと、やっとかぐや姫の方へ視線を向けました。
「とにかく俺はこのほmらを倒さなきゃならねえんだ。あぶねえからどいてろ。」
「・・・陰陽師が倒さなきゃいけないってことは・・・ほmらって・・・普通の人間じゃないのか?」
「ああ。こいつは、凶悪なほm神だよ。」
ほm神って何だろう──、とかぐや姫は思いましたが、ふたりの間の空気はただ事ではありません。
どうやら因縁の対決が始まろうとしているようです。
── つづく
***
ホント、どこ目指してるんだろう・・・???
えと、パスワード送信後の確認メールくださった皆様、ありがとうございます。
何か通信上のエラーがあるようで、こちらには届いていますがお返事が送れない状態ですvv
この場からですが、頂いたご感想に感謝申し上げます(ぺこり)
「あ・・・あんたは・・・」
「焔だ。そう見えないかもしれないが、そのあたりは気にするな。」
「ほmら?」
「“む”をなんで伏字っぽくする!!俺は随分と待たされた!おまえは俺の運命そのものだ!」
次に現れた公達は申し分のないイイ男でした。
しかも彼の片方の瞳はかぐや姫と同じ、金色の瞳なのです。
そして彼があまりにアツいので、かぐや姫は思わず言葉を失ってしまいました。
「俺にはおまえが必要だ。おまえの望みは俺が何でも叶えてやる。」
「え・・・いきなり望みが全部叶っちゃったら、かぐや姫終わっちゃうんだけど・・・・」
「構わん。おまえは俺と共にあって初めて幸せになれるのだ。」
「ほmら・・・」
「“む”をちゃんと発音しろ!さあ、俺と一緒にいこう。」
焔は強引にぼうっとしているかぐや姫の手を引きました。
かぐや姫はついにこの人と結ばれるのでしょうか・・・
── つづく
***
3番は当然3の人…と思ってた皆さん、たまには銀さんだって驚愕の展開ってヤツを持ってきますよw
…って、ほmらか?コレ??初描きか??
今日はむっちゃくちゃ寒いっていうのに、夕方から(!)外でのお仕事です♪
泣きたい…
つぎにかぐや姫の前に現れたのは、とても優しそうで品のいい公達でした。
「お待たせしました。エントリーNo.2、猪八戒です。さあ、ふたりで幸せになりましょうね♪」
言葉づかいも柔らかく、笑顔も素敵です。
でも、彼を見た瞬間、かぐや姫の背中にぞぞぞぞぞぞっと戦慄が走りました。
(…何か…そう、オレの中の野生の本能が、この人はすっげえ危険って言ってる!!)
多分、その危険は色っぽい意味の危険とか、ハードボイルドな意味の危険ではなく、
まっすぐ、普通に、ただ、キケン、なのです。
「どうかしましたか?かぐや姫。何か心配ごとでも?」
「え…えっと…、あのさ、その衣装の下にエプロンとかつけてない?」
「はい?つけてませんよ?」
「じゃ、じゃあ、実は御屋敷に帰ると鯛やヒラメが舞い踊ってたりしない?」
「あはは。池に鯉ならいますが、鯛やヒラメは舞い踊ってませんね。」
今度こそ、まともなイケメンキャラのようですが、安心できません。絶対に何か裏があるはずです。
かぐや姫は2番の人を前にして大いに悩みました。
すると、そこへ……
「おい、いつまで待たせる気だ!」
その声に、かぐや姫ははっと顔をあげました。
── つづく
***
忘年会シーズンですねw
最後までばっくれようと思っていたパーティーのお誘いがきました…
う~~超高カロリー月間…
むかしむかし、あるところに竹取りの翁が住んでおりました。
ある時、翁が竹林にゆくと、一本の光輝く竹があり、それを切ってみると中から玉のような
可愛らしい男の子が出てきたのです。
翁はあんまり可愛いのでかぐや姫、と名付け、大事に大事に育てました。
かぐや姫はすくすく成長し、やがてその美しさが国中で評判となりました。
毎日翁の家には都の公達がわらわらと押しかけます。翁は困り果ててかぐや姫に言いました。
「かぐや姫や。あんまり公達が多いので予備選考をしようと思うが、第一条件は何だね?」
「う~~~~ん・・・・・・・・・顔??」
というわけで、集まった公達の中でも選りすぐりの美男だけがかぐや姫に会えることになりました。
「エントリーNo.1 沙悟浄です。ほら、イイ男っつったら、俺っしょ?」
「はい、結果は後日郵送でお送りします。」
「は?!何、その落選フラグ?」
「え~~だってオレ、河童は趣味じゃないもん。それに触角がヘン。」
かぐや姫のハードルは物凄く高いようです。
── つづく
***
あーー。やっちまったな、って思ったのは、かぐや姫って衣裳描くのが大変だってコトで…
とりあえず、1番終わりw(←早っww)
今日は忘年会があります。まだ忘れちゃいけないことがたくさんあるのに…
時の経つのは残酷なほど早いです☆