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しかし、その時です。
一次選考を顔で勝ち抜いた公達の列を掻き分けて、ひとりの男が乱入してきました。
「貴様。ちゃんと最後尾に並べ!」
「うるせえ。俺は見合いに来たわけじゃねえよ。てめえを倒しに来たんだ。」
「一次選考を通過できなかったのか?ふん、残念なヤツだ…」
焔は鼻で笑いましたが、かぐや姫は思わず目を見開いて呼吸を止めました。
そこにいたのは純白の装束に金色の髪がまばゆいばかりに映える、絶世の美男だったのです。
面食いのかぐや姫にとってはど真ん中のどストレートのがっつりストライクです。
(え?!なのに、オレに逢いに来たんじゃなくて、ほmらに逢いに来たってこと?!ほm?!)
かぐや姫は愕然として知り合いらしいふたりを交互に見比べ、焔の袖をひっぱりました。
「なあなあ、ほmら。この人と知り合い?」
「“む”を言えない理由でもあるのか?!ああ、確かにコイツのことは知ってる。」
「紹介してよ~!」
「・・・・・・至上最悪の俺様暴力生臭陰陽師の玄奘三蔵だ。」
「陰陽師?!え?!今度は何を目指してんの、この話?!」
「ふん。そんなモン、書いてるヤツだってわかっちゃいねえよ。」
陰陽師は仏頂面でそう言うと、やっとかぐや姫の方へ視線を向けました。
「とにかく俺はこのほmらを倒さなきゃならねえんだ。あぶねえからどいてろ。」
「・・・陰陽師が倒さなきゃいけないってことは・・・ほmらって・・・普通の人間じゃないのか?」
「ああ。こいつは、凶悪なほm神だよ。」
ほm神って何だろう──、とかぐや姫は思いましたが、ふたりの間の空気はただ事ではありません。
どうやら因縁の対決が始まろうとしているようです。
── つづく
***
ホント、どこ目指してるんだろう・・・???
えと、パスワード送信後の確認メールくださった皆様、ありがとうございます。
何か通信上のエラーがあるようで、こちらには届いていますがお返事が送れない状態ですvv
この場からですが、頂いたご感想に感謝申し上げます(ぺこり)
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