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つぎにかぐや姫の前に現れたのは、とても優しそうで品のいい公達でした。
「お待たせしました。エントリーNo.2、猪八戒です。さあ、ふたりで幸せになりましょうね♪」
言葉づかいも柔らかく、笑顔も素敵です。
でも、彼を見た瞬間、かぐや姫の背中にぞぞぞぞぞぞっと戦慄が走りました。
(…何か…そう、オレの中の野生の本能が、この人はすっげえ危険って言ってる!!)
多分、その危険は色っぽい意味の危険とか、ハードボイルドな意味の危険ではなく、
まっすぐ、普通に、ただ、キケン、なのです。
「どうかしましたか?かぐや姫。何か心配ごとでも?」
「え…えっと…、あのさ、その衣装の下にエプロンとかつけてない?」
「はい?つけてませんよ?」
「じゃ、じゃあ、実は御屋敷に帰ると鯛やヒラメが舞い踊ってたりしない?」
「あはは。池に鯉ならいますが、鯛やヒラメは舞い踊ってませんね。」
今度こそ、まともなイケメンキャラのようですが、安心できません。絶対に何か裏があるはずです。
かぐや姫は2番の人を前にして大いに悩みました。
すると、そこへ……
「おい、いつまで待たせる気だ!」
その声に、かぐや姫ははっと顔をあげました。
── つづく
***
忘年会シーズンですねw
最後までばっくれようと思っていたパーティーのお誘いがきました…
う~~超高カロリー月間…
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