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「なあ、なあ、桃太郎さん♪ オレ、さるだよ♪」
「・・・・・(さる・・・・だが、・・・・さる?)」
さるの格好をした少年と桃太郎は互いの目と目を見交しました。
「言っておくが、俺はきび団子なんか持ってねえぞ。」
「え、どうやってナンパするつもりだったの?」
「ナンパじゃねえ!」
「なんでもいいや。ねえねえ、オレを連れてって?」
そう言っておさるの少年はしっぽをふりふりして愛想を振りまきます。
「オレ、これでも結構強いから役に立つよ?それに可愛いし♪」
「あァ?」
「食べ物もなんだって平気だから手間かからないし。・・・・で、可愛いし♪」
「・・・・」
桃太郎は少し考えました。
このままでは鬼退治どころか御供の3匹を見つけるだけでお話が終わってしまいます。
せっかく向こうから御供にしてくれ、とやってきたのだから連れてゆく方が話は早いのですが
何しろ、生まれてこの方、自分しか信用していない桃太郎は誰かを連れ歩くのが
面倒で面倒で仕方ないのです。
「ねえったら~ぁ・・・役に立つってばぁ~・・・ね、・・・・夜の相手も・・・できるよ?///」
「・・・・・ついてこい。」
─────桃太郎は結構自分に素直です。
こうしてふたりの旅は始まりました。
つづく
***
逆ナン大成功www
あ、・・・こんなワケのわからない小話に拍手、ありがとうございます///
主サイトの方へも拍手たくさん、ありがたいことですw
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