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乙姫さまは亀を傍らに、浦島太郎に“条件”を説明しました。

「ここより西の海域には別の竜王がいるのですが、その竜王を倒して欲しいのです。」

「・・・・待て。えらく話が大きくなったじゃねえか・・・・」

浦島太郎はびっくりです。しかし、乙姫さまはずい、と亀を前面に押し出しながら続けます。

「何しろ強大な力を持つ人で、あなたでなければ倒せないのです。浦島太郎さん。」

「なぜ、俺だ。」

「あなたは実はとてもエライ、物凄く立派な、無茶苦茶強いとある高僧の生まれ変わりなのです!」

「何・・・・?」

衝撃の新事実に浦島太郎はまたまたびっくりしました。

ですが、それが本当なら、そんな高僧にしか倒せない竜王というのは

きっと大層な悪役に違いありません。浦島太郎が、乙姫さまにそう言うと、乙姫さまは

「・・・それほどでもないんですけど・・・」

とにっこり笑いました。

「じゃあどうして倒さなくちゃならねえんだ。」

「その人がいなくなればうちのひとの領海が増えるからです♪」

「あああ?!」

「うちのひとがさっさとやってくれればいいんですけど、このひと、ヘタレてるんで・・・」

浦島太郎はさっきから黙っている竜王に振り向くと、眼光鋭くすごみました。

「てめえ・・・乙姫の親父だか亭主だか知らねえが、何とかしろ!無茶苦茶だろうが!」

「無 ・ 理 !」

ああ、浦島太郎ってこんな話だったでしょうか・・・・・?????


── つづく


***


三蔵サマがフツーに描けないというスランプに陥ったため、リハビリしてみました。

なんか妙に分別臭いというか、お上品ぽいというか、そんなんなっちゃうんで

あえてガラ悪く描こうと思って。ついったで晒してみた絵です。


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