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ある日、浦島太郎はしきりに誰かに呼ばれているような気がして海辺へやってきました。
孤独と静寂を愛する浦島太郎にはその声がやたらと耳についたので
自分を呼ぶ者を見つけたらぶん殴ってやろうと思っていたのです。
海辺へ来てみると浦島太郎は可愛い亀が近所の子供たちに虐められているのを見つけました。
「・・・俺を呼んでたのはおまえか。」
浦島太郎は可愛い亀に訊きました。
「え・・・呼んでないけど・・・」
でもそれは無意識だったという事に違いありません。
その証拠に可愛い亀と浦島太郎との間には一瞬にして恋の炎が燃え上がったのです。
浦島太郎は相手が子供だというのに容赦なく銃を抜いて威嚇しました。
大人げないです。
そうしていじめっ子どもを蹴散らすと、浦島太郎は可愛い亀を助け起こしました。
「あの・・・助けてくれてありがとう・・・お礼に竜宮城へ招待したいんだけど・・・」
可愛い亀は恥ずかしそうに頬を染めて言います。
「・・・ついてってやるよ。仕方ねえから。」
全然仕方なくありませんが、浦島太郎は可愛い亀といっしょに竜宮城へ行くことにしました。
「で、どうやって行くんだ。」
「あの・・・あのね・・・その・・・オレに乗って・・・??」
乗れと?!マジで?!いきなりかっ?!おっけー!!カモン!!
浦島太郎は内心ガッツポーズでしたが、クールで売っているのでそれはおくびにも出さず
そっと可愛い亀の肩に手を置くと、優しく砂浜の上へと押し倒しました────
「あ・・・・」
いや、違います。
可愛い亀の甲羅に乗って竜宮城へ案内されただけです。
おかしな誤解をしないように気をつけてください。
── つづく
***
・・・・・もう何も申し開きはいたしません。
はい。ただ、粛々と続けてます。←
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