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anex
Novelsにごじょ誕
「PureなHeartに美女と肉まん」を
Upしました。
ごじょりん、お誕生日おめでとう☆
竜宮城で浦島太郎を迎えたのは竜王でした。
「おう。ウチの亀、助けてくれたんだってな。今日はたまたまパーティーしてっから
おめえも一杯飲んでけよ、ハゲ島太郎♪」
「あァ?」
これは天敵だ、と一瞬で判断した浦島太郎は可愛い亀の甲羅から降りると
竜王の前に不機嫌な表情も隠さずに立ちはだかりました。
「おい。竜王だ?笑わせるな、河童じゃねえか、てめえ。」
「あン?!」
「河童のくせにエラそうにしてんじゃねえよ。てめえは永遠のヘタレキャラなんだよ」
「待てコラ。竜王サマに向かってどーゆー口のきき方してンだ、てめえ。」
「大体、竜宮城と言ったら乙姫なんじゃねえのか。誕生日だからっていい気になってんじゃねえぞコラ。」
「なんで俺の誕生日とか知ってんだ!てめえ、実は俺の隠れファンか?」
「はァ?熱でもあンのか、貴様?てめえじゃ話にならねえ、乙姫出せ。」
どうにも相容れない険悪な雰囲気のふたりですが、浦島太郎がそう言った途端、
竜王はふっと真顔になって浦島太郎をちょいちょい、と手招きしました。
「・・・おまえさ・・・・この状況で“乙姫”本気で呼ぶ?」
竜王はなぜか小声で浦島太郎に耳打ちします。浦島太郎は不審に思って眉根を寄せました。
「あァ?何言ってンだ?」
「あのよ。ココまでのあれこれを踏まえて、だ。“乙姫”にある種のフラグが立ってるって思わねえ?」
── ココまでのあれこれを踏まえて、“乙姫”に立つある種のフラグ ──
浦島太郎は、はっと息をのみ、それから思わずあたりを見回しました。
「俺としたことが迂闊だった・・・そうか、確かにフラグ立ちまくりだな・・・」
「だろ?悪いこた言わねえから、“乙姫”だけは呼ぶな。な?」
喧々諤々だったふたりがなぜか一気に意気投合するのを可愛い亀は不思議そうに眺めていました。
しかし、次の瞬間。
大広間を泳いでいた魚たちが一斉に奥の大きな扉の方へ向かってきちんと整列し、
竜王と浦島太郎はぎくり、と身をすくめたのです。
── つづく
***
ごじょりん、はぴば☆
昨夜は帰りが午前様でした♪ごじょ誕を祝うのにはぴったりな感じでした♪
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