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「いらないんですか?あ、この甲羅は取り外し可能なんですよ?」
と、乙姫さまは亀の甲羅をぱかっと外して見せました。
「うっ・・・・?」
浦島太郎は思わず鼻を押えました。
「高性能な甲羅でしょう?軽量型硬化アクリル製、耐水・耐圧・耐熱仕様特殊コーティング仕上げ
そしてフィット感を重視した内部はソフトフリースを使用して・・・」
「甲羅はどーでもいい・・・!」
「自慢の甲羅なんですけどねえ。・・・で、どうなんです。やっぱりいらないんですか?」
「そ・・・それは・・・・っ」
いらないわけがありません。
浦島太郎は甲羅を外したぴちぴちの亀を見て、再び鼻を押えました。
「いらないんですね?」
乙姫さまはにっこり笑います。それはそれは、もう、極上の笑顔で。
「・・・どうしても礼をしたいというなら、受け取らないでもない・・・」
「いえ、それほどお礼したいわけでもないですけど。」
「礼はきちんとしろっ!」
「面倒くさい人ですねえ、あなた。いいでしょう、それならひとつ条件があります。」
「何・・・?」
そもそも礼をする、というのに条件て何だ、と思いましたが、浦島太郎は鼻からの出血で
意識が朦朧とし始めていたのでうまいことツッコめませんでした。
乙姫さまの出す条件とは一体何なのでしょう。
── つづく
***
お話を書きたいな~と思ってるんですが、なんだか腰を据えて書けません・・vv
三誕とか・・・・どうなるんだろう・・・??
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